【視覚障がい者のSOS】サインを見かけたら、どのような声掛けをしたらいいのか

    【SOSのサインを見かけたら、どのような声掛けをしたらいいの❓💡】🆘

    白い杖を持っている、目が見えない・見えにくい方が「手を貸してください」と呼びかけている所に出会った時、

    「力になれるかもしれないけれど、どう話しかけて、どうご案内をしたらいいのかわからない」

    と思われる方もいらっしゃると思います。

    今回はそのような思いで足を止めてくださる方へ、

    日頃からガイドヘルパー(視覚障がい者同行援護)の仕事に携わっている、僕なりに声掛けのポイントをいくつか纏めてみましたので、ご参考になればなと思います。

    《声掛けの3つのポイント》

    ① ビックリさせないように、なるべく優しく声をかける。

    ② 無言で、いきなりに手を掴んだり、白杖を引っ張ったりしない。

    ③ 状況を確認して、出来る範囲のサポートをする。

    《声掛けをする時に大切なこと》

    ① 声をかける時は、なるべく力まず、落ち着いて優しく声をかける。

    「お困りですか?」「どうなさいましたか?」など。

    相手が気づいていないようでしたら、軽く肩を「トントン」などして、誰に話しかけているのかを、わかるように呼びかけてください。

    ② 無言で、いきなり手や白杖を掴んだり、引っ張ったりすると ”驚きや不安” が増す場合がありますので、必ず先に声掛けするようにお願いします。

    もちろん差し迫った危険がある時はこの限りではありません。

    その時には必ず「なぜ⁉︎いきなり手を引いたり体に触れたりしたのか」を状況説明してくださると安心します。

    ③ どのようなサポートを必要としているか状況確認をする。

    どのような助けを必要としているのかを確認し、具体的な案内・説明をどのようにしたら良いのかを、会話の中で、確認するようにしてください。

    今いる場所や周りに見えている物について話してみるのも良いかもしれません。

    《誘導を行う際の基本姿勢》

    白杖を持っていない方の手で、自分の腕(ひじの少し上)をつかんでもらいます。

    身長差がある場合は肩に手を置いてもらってもよいでしょう。

    後ろから押して誘導する事は、恐怖を抱く方もいらっしゃっるので、極力さけてください。

    《手助けが完全に終了したら》

    手助けが完全に終了し、お別れする際には、必ず「私はここで失礼しますね」など、その場から離れることを知らせてください。

    《最後に》

    手助けは心と時間に余裕がある時、無理のない範囲でかまいません。

    お声を掛けて頂いただけでも大変心強く、感謝なことなのです。

    目が見えない・見えにくい人に接する時の参考になればなと想い、声掛けする時のポイントをまとめさせて頂きました💡

    前回の【SOSのサインについて】の記事はこちらからご覧いただけます💡
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    『視覚に障害がある方々の世界を ”知ること” から始めてみよう!』